大学無償化「3人」の数え方は?多子世帯全員対象?扶養条件などまとめ

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政府は2025年度から、3人以上の子どもがいる「多子世帯」に対し、大学の授業料を無償化する方針を固めました。

少子化対策の一環として、進められているこの政策ですが、どうやら子ども全員が対象ではないようで、世間では「結局この政策で誰が助かるの?」と困惑の声が聞こえてきます。

「うちの家庭はあてはまるの?あてはまらないの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、「こども3人以上で大学無償化」について、対象になる子どもの数え方や条件について調査しました。

気になっている方のお役に立てれば、幸いです。

目次

大学無償化「3人」とは3人とも全員?3人目だけ?

では、大学無償化「3人」とはどういうことなのでしょうか。

子ども3人とも全員なのか、それとも第3子のみなのか。

調べてみると、どうやら「3人」とは3人目だけ、という意味ではなく、条件に適った場合は3人とも全員、というケースもあるようです。

例えば3人きょうだいで、第1子と第2子が大学に在籍していれば、2人とも対象となる。ただ、第1子が卒業後に扶養を外れると、扶養する子どもが2人となるため、第2子と第3子は対象外となる。

news.yahoo.co.jp/articles/31ffc6738c54094f08c608c924e72b6d7568b5b3

大学生以下に3人の扶養する子供がいる場合、もし3人ともが同時、または続けて大学進学した場合は3人全員が対象となります。

無償化の対象が、扶養する子どもが3人以上いる家庭なので、子どもが3人いても1人が扶養から外れると、「子ども2人」扱いとなり、対象外となります。

こちらの図解がわかりやすいです>>>>>>>

大学無償化の扶養条件とは

大学無償化は所得制限は設けておらず、扶養条件が、3人以上の子どもを扶養している、ことのようです。

つまり、子どもが4人でも5人でもまたはそれ以上でも、大学生以下に扶養する子どもが3人以上いれば対象になります。

ただし、第1子、または別のきょうだいが大学に進学せず、中学または高校の卒業後就職した場合は、扶養から外れることになり、支援を受けられなくなる場合もあります

大学無償化の補助金額に上限はある?

では、大学無償化と言っていますが、実際には補助金額はいくらなのでしょうか。

「無償化」となるのは大学の授業料と入学金で、どちらも上限があるようです。

大学の場合、授業料免除の上限は、国公立が標準額となる約54万円、私立は約70万円。私立は学校ごとに授業料が大きく違うため、私立大学の平均授業料(2021年度約93万円)と国立大学の授業料の差額の半分ほどを標準額に上乗せした額が支援対象となるという。入学金の上限は、国公立大が標準額の約28万円、私立大が平均的な入学金の額である約26万円となる。

多子世帯の大学無償化、対象は?額は?第1子が扶養外れると対象外も(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

医学部や薬学部などの6年制の学部については、最大6年間支援を受けられ短大や高専や専門学校でも支援は受けられるそうです。

ただし、留年や出席率が低い場合などは、対象から外れる可能性があります。

国公立の大学に関しては授業料、入学金はほぼ全額免除になるようですね。

私立の大学は国公立より学費が高いため、上限は高く設定されていますが、それでも全額免除にはならず、私立大学進学の際には、その差額は自分で用意する必要があります。

また、大学無償化といっても授業料以外の施設設備費や実習費などは「無償化」の対象外なので、全額免除ということではないようですね。

大学無償化の対象外になる場合もあるので注意

注意したいのが、進学先次第では「無償化」にならない場合もある、ということです。

進学する大学や短大、高等専門学校が、直近3年度全ての収容定員が8割未満の場合は対象外となる可能性がある。専門学校は5割未満の学校。

多子世帯の大学無償化、対象は?額は?第1子が扶養外れると対象外も(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

お子さんが希望する進学先が対象外になってしまう可能性もあるので、今後文部科学省から発表される対象校のリストをしっかりチェックしましょう。

まとめ

この記事では、「こども3人以上で大学無償化」について、対象となる子どもの数え方や条件について調査しました。

大学生以下に扶養する子どもが3人以上いれば、その時に大学進学した子どもは全員対象になる。

大学無償化の扶養条件は、3人以上の扶養している子どもがいること

●「無償化」となるのは大学の授業料と入学金で、どちらも上限がある

授業料の上限は、国公立が約54万円、私立は約70万円

入学金の上限は、国公立の約28万円、私立が約26万円

「無償化」対象外の進学先があるので要注意!※今後文部科学省より、対象校の発表あり

「子ども3人以上の多子世帯は、大学授業料無償」とニュースで流れると、一見「子ども全員大学無償なんだ!」と思ってしまいますよね。

しかし、そこには様々な条件や対象外になるものがあり、がっかりしてしまうご家庭も多いでしょう。

今回の政策は、細かく条件などが定められており、特にわかりにくくなっているように思えます。

もっとシンプルで、もっと少子化に対して直接的な政策を打ち出してくれることを願いましょう。。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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