現在、2024年の大河ドラマ「光る君へ」が放送中です。平安時代の貴族を中心とした物語となっています。
その中でも登場人物たちの思惑がひしめき合う「寛和の変」は見所ですよね。
私自身も寛和の変によって、まひろや藤原道長との関係が今後どう展開していくのか気になります!
光る君へ第10話では、寛和の変が決行されることにより政権は大きく変わっていく様子が描かれます。
そこで今回の記事では、和の変が起こった背景や、安倍晴明が「歳星が二十八宿の氐宿を犯す」と発言した意味について調査してみました!
気になった方のお役に立てれば幸いです。
光る君へ・寛和の変決行日の意味・真相
寛和の変とは、藤原兼家が企てた計画により花山天皇が退位し、一条天皇が即位したことで藤原兼家が政権を握ることに成功した事件です。
その計画には息子の藤原の道兼や安倍晴明も関与していました。
当時、安倍晴明は天文道に詳しく、天皇や貴族の占術や祈祷の役職を努めていました。
そのため藤原兼家が政権を握るために、花山天皇に早く退いてもらいたいことを知っていました。
そして藤原兼家と安倍晴明などが共謀し花山天皇を出家、退位に追い込むのです。
「歳星が二十八宿の氐宿を犯す」の意味
安倍晴明が言った「歳星が二十八宿の氐宿を犯す」とは、現代語に訳すと「木星がてんびん座α星に最接近する」という意味になります。
てんびん座α星は嘘や犯罪を意味する凶星を意味し、木星はここでは花山天皇を指します。
そのため、「花山天皇に悪が忍び寄る」という意味に捉えることが出来ます。
また、氐宿(てんびん座)の吉の意味として、新しいことを始めるとあります。
そのことから、安倍晴明は花山天皇が退位・出家し、新たに一条天皇の時代が始まることを言い表しているのかも知れません。
「歳星が二十八宿の氐宿を犯す」とは、星の動きを読んで吉凶を占う安倍晴明の占法。
あらすじ
平安時代は、外戚政権(天皇の妻の親族中心の政治)が主流であり、右大臣の藤原兼家など官職の位が高くても実権を握ることが出来ませんでした。
そんな中、花山天皇の妻(忯子)が懐妊中に亡くなり、宮中では不吉な出来事が起こり、忯子の怨霊だと噂されました。
藤原兼家と共謀していた安倍晴明は、忯子の怨霊を成仏するために花山天皇に出家を促しました。
そして花山天皇は、藤原兼家の息子である藤原道兼と一緒に出家先の元慶寺に向かいます。
しかし、藤原道兼は花山天皇を置いて巧みに逃れ出家しませんでした。
花山天皇は出家、退位したことで一条天皇が即位し、母方の祖父である藤原兼家が摂政となり政権を握りました。
寛和の変とは
藤原兼家が企てた、花山天皇の出家・退位に伴う政権交代の出来事です。
花山天皇が出家・退位したことで、藤原兼家の孫の一条天皇が即位し、政権を藤原兼家が握ることになります。
概要
花山天皇の時代は、右大臣の藤原兼家など官職の位が高くても、外戚政権(天皇の妻の親族中心の政治)の力が強く、藤原兼家は実権を握れませんでした。
そのため、藤原兼家は孫の一条天皇に早く即位をさせ、自分が政治の実権を握りたいと思っていました。
そこで藤原兼家は安倍晴明と共謀し、花山天皇が出家するよう計画を企てます。そして花山天皇は出家、退位に追い込まれ一条天皇が即位することになります。
事件の背景
当時は天皇の妻の家系の親族が中心となり政治を動かしており、官職の位が高くても政治には参加しにくい環境でした。
花山天皇の次の天皇候補として、藤原兼家の孫の一条天皇が挙げられていました。
一条天皇の母方の祖父である藤原兼家は一刻も早く花山天皇を出家、退位させ、自分が政権を握りたかったのです。
第10話「月夜の陰謀」に関するSNSの声
まとめ
この記事では、《光る君へ・寛和の変決行日の意味はなぜ?安倍晴明が「歳星が二十八宿の氐宿」という意味は》について調べてみました。
藤原兼家が自分が政治の実権を握りたいが為に企てた、花山天皇を出家・退位させ一条天皇を即位 させた出来事のこと
「花山天皇に悪が忍び寄る」という意味や、「新しいことが始まる」という意味を持つことから、花山天皇が退位・出家し、新たに一条天皇の時代が始まることを、言い表しているのかもしれません。
以上、光る君へ・寛和の変決行日の意味はなぜ?安倍晴明が「歳星が二十八宿の氐宿」という意味について調べてみました。
今後の政権の変化や、まひろや道長の関係にも注目ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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