光る君へ直秀はなぜ殺された?死んだ理由やカラスの意味や泥を握るメッセージも調査

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2024年3月3日大河ドラマ『光る君へ』の第9回が放送され、藤原直秀が殺されるという衝撃の展開が話題となっています。

俳優・毎熊克哉さん演じる直秀は、少女漫画に出てくるような不器用な男前キャラで視聴者から人気を集めていましたが、第9回で悲しい最後を迎え、反響を呼んでいます。

「なんで直秀は殺されたの?」「カラスや握っていた泥の意味は?」とネット上でも疑問や推測が広がっています。

そこでこの記事では、『光る君へ』の藤原直秀が殺された理由とカラスや泥のメッセージについて調査しました。

気になる方のお役に立てれば幸いです。

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目次

光る君へ・藤原直秀ら散楽隊が殺された背景

藤原直秀は昼は散楽の一員夜は貧しき人のために働く義賊という二つの顔を持つ人物として描かれていました。

ついに直秀は道長らに捕まってしまい、流罪の刑が決定しました。

しかし検非違使・放免たちは、流罪になるはずだった直秀ら義賊を皆殺しに。

まひろと道長は流罪になる前に直秀に会いに獄に行きますが、そこに直秀の姿はありませんでした。

焦った道長は、まひろを連れて屍の捨て場とされる鳥辺野で、直秀の無残な姿を目の当たりにし言葉を失います。

光る君へ・藤原直秀ら散楽隊が殺された理由はなぜ?

直秀を含む7人の散楽隊はなぜ下級役人に殺されたのでしょうか。

殺された理由を3つ挙げてみました。

考察①面倒になった

罪の重さは投獄以上、死罪未満といわれる流罪の刑

下級役人が直秀を含む7人を、流罪の刑で遠くの地に連れていくのが面倒になったのではないか、というのが理由の一つとして考えられます。

罪が重ければ重いほど、遠く離れた土地へ流されるそうで、直秀の盗みが重い罪として問われていたなら、かなり遠くの地に連れて行かなければならないので、下級役人たちとしてはいっそのこと全員殺した方が楽だったのかもしれません。

考察②放免との因縁

第2回で、放免に追いかけられた直秀がまひろとぶつかり、さらに人違いで道長が捕まえられてしまうシーンがありました。

その時、直秀に逃げられた2人の放免が直秀たちを殺しているのです。

直秀殺害の裏側にはそういう因縁もあったようです。

放免とは、検非違使 (けびいし) 庁に使われた下部 (しもべ) で、釈放された囚人。

犯罪人の捜索や護送などに当たっていましたが、権力を振りかざし人々に乱暴し、強盗などの罪を犯す者も少なくなかったそうです。

考察③道長の賄賂の意味を取り違えた

第9回では直秀が義賊であることを知った道長が、監督長に直秀らの処分を軽くするように「手荒なことは、しないでくれ」、と賄賂を渡しています

恐らく監督長は道長の意図を逆にとり、「始末してしまえ」と言われたと思った可能性があります。

流罪よりひどい刑は死罪のみなので、直秀たちを殺したのではないでしょうか。

道長は自分の思惑が逆の意味で監督長に伝わってしまったと気づき、「済まない。皆を殺したのは…俺なんだ。余計なことをした!済まない…済まなかった!」とまひろの前で泣き崩れたのだと思われます。

純粋に直秀たちを救いたかった道長は、このような結果になり相当辛かったでしょう。

光る君へ・藤原直秀が最期に泥を握った理由はなぜ?

直秀が死ぬときに泥を握るという演出は、直秀を演じた毎熊さんの提案だったそうです。

泥を握った理由について、毎熊さんは下記のように話されています。

役人に殺されるということで、今の権力に対する反抗心や、「山の向こうにある海の見える場所に行くんだ」と夢見ながら死んでいくしかない悔しさをにじませる死に方になったらいいな、と。その気持ちを道長にバトンタッチすることを象徴するものとして、泥を握りしめました。

https://artexhibition.jp/topics/news/20240301-AEJ1891442/

抵抗したんだろうなと。実は直秀を殺した人物は第2回で登場しているんです。直秀が町の人をいじめていた検非違使にイラッとして石ころを投げて逃げていたら、まひろとぶつかる……というシーンだったんですけど、その時に“待て!”と直秀を追いかけていた二人に殺されるわけです。その二人に対してというよりも、国の権力に対しての反抗、悔しさがにじみ出た死に方になったらいいなと。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3fb14a9fa8ba41a5762e019cbcec394fed1e8f55?page=3

やはり庶民として、役人の権力によって殺されるという悔しさが強く出ていたように思います。

また道長へのバトンタッチという気持ちは、直秀の死んだ直後にしっかりと道長に伝わっていたような気がしますね。

光る君へ・藤原直秀の死とカラスの関係

直秀役の毎熊克哉さんが、直秀の死とカラスについて下記のように話されています。

ただ死ぬのではなく、カラスで食われているというのがよかったと思います。皆さんご覧になっているとおり、ドラマでは鳥の話題がよく出てきました。鳥かごに囚われる存在としての女性、自由の象徴としての鳥、など。だから鳥に食われる、というのは重い意味があったと思います。

https://artexhibition.jp/topics/news/20240301-AEJ1891442/

殺された直秀にとって、鳥は”自由の象徴”だったようですね。

直秀がまひろに「俺は鳥かごを出て、あの山を越えてゆく」と言ったシーンがありました。

また、直秀がまひろのお屋敷を訪れたときの合図も、フクロウの鳴きまねでした。

何のしがらみもなくどこでも自由に行ける、自分の意思で生きていける鳥にある意味憧れを持っていた直秀が、鳥であるカラスに喰われるという最期を迎える、という皮肉な運命を描いたのではないでしょうか。

光る君へ・藤原直秀の死についてのSNSの声

藤原直秀が殺されたことについて、SNSではどのような感想があるのか見てみましょう。

一番多かった感想は、「直秀は今後もまひろと道長を見守っていくのだと思っていた」でした。

それが突然死んでしまうことになり、ショックが大きいようです。

また今回の直秀の死で、直秀と道長、まひろの友情が確認できた、との声でした。

心から悲しい涙を流す二人に、胸が痛くなりますよね。

また、直秀たちが殺されるシーンはなく、その呆気なさが庶民の扱いの軽さを表しているようだという声もありました。

まとめ

この記事では、『光る君へ』の藤原直秀が殺された理由とカラスや泥のメッセージについて調査しました。

●藤原直秀ら散楽隊が殺された理由

①面倒になった

②放免の因縁

③道長の意図を取り違えた

●直秀が最期に握った泥の意味

・今の権力に対する反抗心と悔しさ

・道長へバトンタッチする気持ち

●直秀の死とカラスの関係

・直秀にとって鳥は”自由の象徴”

・最期は憧れでもあった鳥のカラスに食われるという、皮肉な運命が描かれている

いかがでしたでしょうか。

まひろや道長にとってだけでなく、視聴者にとっても直秀ロスのショックが大きいようですね。

今後の3人の関係性がどう展開するのか、楽しみにしていた人も多かったようです。

視聴者としては、直秀の無念の死を無駄にしてほしくないという気持ちですよね。

さらに、今後の道長やまひろの行動に注目が集まりそうです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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