2023年12月16日にNHK総合で「プロフェッショナル 仕事の流儀」に、スタジオジブリの映画監督・宮崎駿さんが出演しました。
同番組内で宮崎駿監督が、「風の谷のナウシカ」を連想させる絵を描いてるいシーンがあり、「次の新作はナウシカ2なの?」とSNS上で噂になっています。
そこで、この記事では、「プロフェッショナルの仕事の流儀」の放送による、「ナウシカ2の」匂わせの噂について調査しました。
ナウシカファンの方だけでなく、気になっている方のお役に立てれば幸いです。
スタジオジブリ新作はナウシカ2(続編)の噂が続出
今回の「プロフェッショナル」の放送以降SNS上では、宮崎駿監督の名作アニメ「風の谷のナウシカ」の続編「ナウシカ2」があるとの噂が多く出ています。
NHKプロフェッショナル
— N2 (@7010N2N2) December 16, 2023
ジブリ界隈がザワついている
最後このシーン映した意図
カラーから本田雄さんを引抜く
密約としてナウシカ続編の確約
とかだったら夢あり過ぎ
総監督 宮崎駿
監督 庵野秀明
作画監督 本田雄
プロデューサー 鈴木敏夫
※勝手な想像#ジブリ#プロフェッショナル#ナウシカ pic.twitter.com/7indLJfLo1
高畑監督は天才だった。宮崎駿監督の苦悩壮絶でした。エンディング最後にスーパー匂わせ!スタジオジブリ次回作が風の谷のナウシカなら庵野監督とタッグも?胸熱しかないよ! #プロフェッショナル仕事の流儀 #スタジオジブリ pic.twitter.com/LnqpzkwmXR
— B p (@tousonuma4) December 18, 2023
やはり、「ナウシカ2」への期待がいっぱいの投稿が多いですね。
スタジオジブリ新作がナウシカ2(続編)だと噂される理由
スタジオジブリの新作が「ナウシカ2」と噂される理由を調査しました。
①宮崎監督出演の「プロフェッショナル」の最後のシーンで、宮崎監督が水彩画で描いている絵が、巨神兵とナウシカの絵のように見えた。
番組の最後のタイミングで、ナウシカと思われる絵が映し出されることに、何か特別な意図があるのかと勘ぐりたくなりますよね。
→その”特別な意図”は、スタジオジブリの新作「ナウシカ2」の制作中を指す?
②「風の谷のナウシカ」の原作漫画ではストーリーは続いているため、続編もあるはずと期待。
「風の谷のナウシカ」の原作漫画は全7巻で、映画には1~2巻のストーリーしか含まれておらず、「続編があるはず」「あってほしい!」という、ファンの熱い期待から噂が出たのでしょう。
→続編を熱望する声があまりにも多いため、ついに「ナウシカ2」が?
③「エヴァンゲリオン」の映画監督として有名な庵野秀明さんが、「ナウシカ続編」の制作を熱望している。
庵野監督は、原作の「風の谷のナウシカ」最終巻の7巻を大絶賛しており、3部作でナウシカ続編の制作を熱望しているようです。
実は庵野さんはまだアニメーターとして駆け出しのころ、映画「風の谷のナウシカ」で原画を担当していました。
その後も、庵野監督は宮崎監督を師匠として慕い、宮崎監督は庵野監督をライバルと公言する仲のようです。
過去のインタビューで、宮崎駿監督が庵野監督について、下記のように発言しています。
ずっと「『ナウシカ』(続編)やらせろ」って言うんですよ。で、「いい加減にしろよ」って言ってたんですが。
あれは、去年だったか、一昨年だったか忘れちゃったけど、何かヤバイものがありそうだからって、病院に連れ込まれたんですよね、1日。そのときに、一番気になったのは、まだ絵コンテが出来ていないっていう。
これで、くたばるのは嫌だ、と思ったんですが、「いいやいいや、庵野が『ナウシカ』やればいいんだ」って(笑)。
それは、もう好きにすればいいって、そういうふうに思ったんですね。大した問題じゃないって。やりたかったら、やればいいって。
ghibli.jpn.org/report/nausica2/
この発言が、庵野監督の「ナウシカ続編」を制作することを、許可するものにも聞こえますよね。
→「ナウシカ1」に関わりがあり、さらに宮崎監督から信頼されている庵野監督になら「ナウシカ2」を完成させられる?
④スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが「ナウシカ」3部作をほのめかした。
鈴木プロデューサーは過去、宮崎監督に下記の様な提案をしています。
鈴木プロデューサーは『ナウシカ』を3部作にして、第2部にあたる殺戮(さつりく)の部分を庵野監督にやらせて、宮崎監督が第3部の締めくくりを担当したらいいのではないかと宮崎監督に提案しています。しかし、この案は宮崎監督が怒って却下しました。
news.infoseek.co.jp/article/magmix_174432/
→メディアでのインタビューなどで、「ナウシカ」「3部作」などのキーワードが出ると、期待せずにはいられない、「ナウシカ2」!
スタジオジブリ・宮崎駿がナウシカ2(続編)を制作中との噂の真相
では、実際に宮崎駿監督が「ナウシカ2」を制作中なのか、噂の真相を見ていきましょう。
噂①の真相
「プロフェッショナル」で放映された、ナウシカと思われる水彩画ですが、過去のカレンダーなどのために描かれた絵の可能性があり、”新作”というわけではなさそう。
噂②の真相
「ナウシカ」のファンとしては、原作では完結していないので続きをぜひ見たい!と期待するのは当然ですよね。
しかし、映画では原作と内容が変わっており、続編につなげるのは難しいといわれています。
続編を作るとなると、どうにかうまく合わせてくれると思われますが、今のところは続編はなさそう。
噂③の真相
宮崎監督が、庵野監督に「ナウシカ続編」制作を許可したような発言はありましたが、実際にはリップサービスのようです。
具体的に話が進んでいないところをみると、今のところ”監督・庵野秀明”の「ナウシカ続編」はなさそう。
噂④の真相
鈴木プロデューサーの過去の発言にもあるように、宮崎監督に提案した”ナウシカ3部作”は、宮崎監督に却下されているので、「ナウシカ2」は現時点では無いといって良さそう。
いずれも、公式の発表がないため、今のところは「ナウシカの2(続編)」が新作として制作中という話は噂に過ぎないようです。
ナウシカ1が「30点」と評価され宮崎駿が激怒した過去
「風の谷のナウシカ」といえば宮崎駿監督の代表作で、コアなファンも多い名作ですよね。
しかし、宮崎監督の先輩アニメーターである高畑勲監督が、「ナウシカ」に”30点”という及第点をつけたという過去があります。
「プロフェッショナル 仕事の流儀」の番組内でも、「ナウシカ、30点」ついて語られていましたね。
「風の谷のナウシカ」公開後、高畑監督は「『風の谷のナウシカ』ロマンアルバム」(映画を様々な角度から紹介したムック本)の中で、以下のように発言しています。
宮さんの友人としての僕自身の評価は、30点なんです。宮さんの実力からいえば30点。もちろん原作を映画にするという点では、まったく申し分なかったんですが、この映画化をきっかけに宮さんが新しい地点にすすむだろうという期待感からすれば、30点ということなんです。
cinema.ne.jp/article/detail/45636
宮崎監督ご自身でも、ラストシーンに納得できずに65点という低い点数をつけたそうですが、敬愛する高畑監督にさらに低い”30点を突きつけられた宮崎監督。
「ロマンアルバム」の高畑監督の記事を読んだ宮崎監督は、大激怒しその本を手で真っ二つに引き裂いたそうです。
「ロマンアルバム」は160ページほどある本分厚い本ですが、それを引きちぎってしまうとは、相当頭にきたのでしょうね・・・。
しかし高畑監督がつけた”30点”は、宮崎監督の実力を見越して、まだまだもっといいものが作れる、という愛のある評価だったようです。
まとめ
この記事では、「プロフェッショナルの仕事の流儀」の放送による、ナウシカ2の匂わせの噂について調査しました。
●「プロフェッショナル」の放送後、SNS上で「ナウシカ2」があるの?と噂が続出。
●噂される理由と真相
①「プロフェッショナル」のラストシーンで、宮崎監督がナウシカらしき絵を描いていた。
→おそらく過去のカレンダーなどに使われていた絵のため、「ナウシカ2」の絵とは考えにくい。
②原作漫画ではまだ続きがあるので、「続編あるのでは」と噂が広がる。
→「続編があるはず!」のファンの期待から流れた噂。
③庵野監督が「ナウシカ続編」の制作を熱望。宮崎監督の「庵野が『ナウシカ』やればいいんだ」との発言。
→、「庵野が『ナウシカ』やればいいんだ」発言は、正式に「ナウシカ続編」制作を決定したわけではなく、病院にいるときにそう考えた、ということだけのようです。
④鈴木敏夫プロデューサーが「ナウシカ3部作」発言。
→鈴木プロデューサーが、宮崎監督に「ナウシカ3部作」の話をしたときに、すでに却下されているので、今のところ「ナウシカ3部作」はないですね。
●高畑監督のつけた「風の谷のナウシカ」30点の低評価に、宮崎監督激怒。
低評価の真意は、宮崎監督ならもっといいものを作れるだろうという、愛ある評価でした。
いかがでしたでしょうか
「ナウシカ」ファンから長年熱望されている、「風の谷のナウシカ」の続編。
今回の「プロフェッショナル」の番組内での匂わせによって、ファンの人たちの「ナウシカ2」への気持ちが再燃したようですね。
それだけ「風の谷のナウシカ」は、たくさんの人の心をつかんで離さない名作なのでしょう。
今後、スタジオジブリで新作などの動きがあれば、ファンは見逃せないですね。
いろいろ推測しながら、「ナウシカ続編」はあるのか?ないのか?、と想像をふくらませている時が、実は一番楽しいのかもしれません(笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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