化学的去勢は効果ない?やり方や問題を調査! 今後日本ではどうなる?

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韓国の男性アイドルグループEXOの元メンバー、クリスは複数の女性を泥酔させわいせつな行為をしたとして、姦罪及び集団わいせつ罪に問われ、懲役13年の実刑判決が確定しました。

中国系カナダ人でカナダ国籍であるクリスは、13年の刑期を終えた後カナダに追放されることになります。

カナダでは性犯罪者に対して、化学的な去勢を実施しているため、クリスも”化学的去勢”の処分を受ける可能性もあるとのことです。

今回有名人の姦罪や集団わいせつ罪により、ニュースに取り上げられるようになった”化学的去勢”とは、一体どういうものなのでしょうか。

この記事では、日本ではあまり聞きなれない言葉の”化学的去勢”について調査しました。

気になる方のお役に立てれば幸いです。

目次

化学的去勢とは?やり方やその効果

さっそく”化学的去勢”とは何か、また効果の程はどうなのかをご説明します。

化学的去勢とは

化学的去勢とは、薬物の効果を利用して性犯罪者の性的欲求や性衝動を抑制することで再犯を防止する治療法である。投薬を中断すると性機能が回復することから、物理的な去勢を残虐な刑罰であると考える国でも許容されている。

https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11350011_po_082402.pdf?contentNo=1

性的衝動に対抗するために、認知行動療法と合わせて行う”化学的去勢”(薬物療法)

男性ホルモン(テストステロン)を抑制する抗アンドロゲン薬を用い、性的欲求を思春期以前の水準まで低下させるというもの。

”化学的去勢”はカナダ、ポーランド、ロシア、エストニア、韓国、米国カリフォルニア州などの一部の国ではすでに取り入れられています。

ほとんどの国では“化学的去勢”は刑罰としてではなく、治療の一環として位置づけられており、性犯罪の再犯防止のための、思考の歪みを直す心理療法としての認知行動療法として扱われています。

化学的去勢の効果は本当にある?

性衝動の根底にあるテストステロンをターゲットにするため、”化学的去勢”は性犯罪者の再犯防止に「最も効果的」ともいわれています。

ただし、効果は一時的で、時間がたてば性欲は回復するので定期的な投与が必要となってきます。

ある調査では、”化学的去勢”を受けた者の性犯罪再犯率は、受けていない者が50%であったのに対して1%から5%程度にまで低下したと報告されています。

ただし、化学的去勢の再犯防止効果に関する調査では、一定の効果があることはわかっていても、調査対象者数の少なさや偏りから明確な結論を出すことが難しそうです。

化学的去勢の問題点

”化学的去勢”については、多くの課題があり、そのうちの3つをご紹介します。

①コスト面

韓国を例として、化学的去勢の対象者は 3 か月ごとに リュープロレリンという薬の

投与を受けているが、薬物治療、副作用検査及び心理治療のための費用として 1 人当たり年間約 49 万円の費用がかかるとされています。

さらに継続して行うとなると、莫大な費用がかかってきますね。

②薬の副作用

一部の使用者には、体脂肪の増加と骨密度の減少が見られ、それぞれ心血管疾患と骨粗鬆症の長期的なリスクを高めるという副作用があります。

③女性性犯罪者の”化学的去勢”

女性性犯罪者は、男性性犯罪者と比較して裁判所により化学的去勢を命じられる頻度が低いと言われています。

また、女性性犯罪者に対する化学的去勢は、男性性犯罪者に同様の治療を実施した場合と同じような再犯の減少は見られないとする報告があります。

化学的去勢は今後日本で導入される可能性はある?

子どもへの性犯罪がなくならず、ニュースでも子どもへの性犯罪の事件が取り上げられる度に、刑罰に物理的に性器を切除する「去勢」を加えるべきとの議論が起きています。

性犯罪は事実上、圧倒的に男性が加害者であることが多いため、性犯罪に対する刑罰として男性器を切除する「去勢」の議論が出てくることは不思議ではありません。

しかし、物理的な去勢は、憲法36条に規定する残虐刑の禁止に抵触するため、いわゆる”化学的去勢”の是非が検討されています。

法務省の研究会は18年の報告書で、薬物療法も「新たな可能性」に挙げたが、国内議論はそこでほぼ停止している。法務省関係者は「人権の問題も含めて超えなければいけない壁が多すぎる。まったく必要ないとはいえないが、優先順位としてはずっと『検討課題』のままだ」と明かす。

https://www.sankei.com/article/20220126-F3Z3AHLIHBOAHO5YEDBTMQI7GU/#:~:text=%E6%80%A7%E8%A1%9D%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%A0%B9%E5%BA%95%E3%81%AB,%E4%B8%8A%E6%98%87%E3%81%AA%E3%81%A9%E5%89%AF%E4%BD%9C%E7%94%A8%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82

上記の報告書にもあるように、今後日本でも”化学的去勢”の制度が導入される可能性は、現時点ではかなり低そうです

まとめ

この記事では、聞きなれない言葉の”化学的去勢”について調査しました。

●”化学的去勢”とは、薬物の効果を利用して性犯罪者の性的欲求や性衝動を抑制することで、再犯を防止する治療法

●”化学的去勢”の効果はあるとの報告はあるものの、調査対象者数の少なさや偏りから明確な結論を出すことが難しい

●”化学的去勢”の問題点

①費用が掛かる

②副作用がある

③女性性犯罪者への”化学的去勢”

●今後”化学的去勢”が日本に導入される可能性は低そう

いかがでしたでしょうか。

今回、元アイドルグループメンバーの犯罪によって話題となった”化学的去勢”。

日本には”化学的去勢”の制度はなく、あまり聞きなれない言葉ですよね。

”化学的去勢”について、日本国内外でたくさんの議論がなされているようですが、とにかく子どもへの(もちろん大人へも)性犯罪が1日でも早くなくなることを、心から願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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